老人Z

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1991年 劇場公開作品 全1話

これも全然知らない作品でした。あの有名な大友克洋が原作を書き、キャラクターデザインが、これまた伝説の江口寿史ということで、観たくなりました。たまたまケーブルテレビ放送されているのを録画しました。この作品の自宅におけるDVDビデオ化にあたっては若干トラブルが発生しましたが、その件については1001夜物語の第268夜に書きましたので割愛します。1991年というずいぶん昔の作品です。物語の舞台となる時代は、老人介護が問題化した近未来ということで、まさに今現在と言えます。この作品制作には、その後の日本アニメを動かす人々が集りました。それは、後に『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を撮る北久保弘之監督、『東京ゴッドファーザーズ』の今 敏、『人狼 JIN-ROH』の沖浦啓之などで、梁山泊的な現場で制作が行われたそうです。1991年から見た近未来なので、液晶モニタではなく、ブラウン管モニタがPCに使われており、DOSコマンドでPCを動かしています。そういえばWindows3.1も出ていない時代です。仕方がないことですが違和感があります。ストーリーは次のようなものです。厚生省(当時厚生労働省は存在しなかった。)が発表した老人介護全自動ベット・Z-001号機。画期的なその機械のモニターに、看護学生の晴子が世話していた高沢老人が選ばれる。彼が機械に世話されている姿を痛々しく感じた晴子は、学校のパソコンを埋めつくす「HARUKO」の文字を発見し、高沢老人の元に急ぐ。その時、晴子に呼応するようにZが暴走し始めた! いやーおもしろいです。最近観た映画の中でも群を抜きます。笑いあり、人情あり、アクションあり、江口寿史のかわいいキャラありで、SF、アニメ好きなら必見です。