最近、平成11年10月29日に行われる日本脳神経外科学会総会の発表準備をしています。この学会ではコンピューターセッションでポスター展示を行う予定です。しかし内容の一部は動画のデジタル保存に関するものですので、最近、動画を使っていくつか実験しています。以前にカノープスのパワーキャプチャーPCIというコンポジット信号、S映像信号取り込みボードを購入しました。この時おまけソフトとしてMPEGコンバーターという名前のAVI→MPEG変換ソフトが付いてきました。しかしこのソフトで変換すると映像と音声の同期がとれず、動画自体も動きがおかしくなるため、使っていませんでした。おまけに変換にかかる時間が再生時間の30倍くらいかかるため使用はあきらめていました。そこでMPEGハードウェアエンコードボードの登場を待っていました。3DfxのVoodoo3 3500/TVにMPEG2エンコード機能がつくということで非常に期待していたわけです。しかし製品は出たものの雑誌のレビューによると使い勝手が非常に悪そうです。そこで購入せずに様子を見ていました。一方、最近ASCII DOS/V issueの10月号にMPEGソフトエンコーディングの話題が載っていました。この記事にウェップシステム、NECなどからパッケージソフトが手頃な価格で出ていると書いてありました。しかしネット上や通販で探すもどこにもおいてありませんでした。半ばあきらめてヤフージャパンで「MPEG」で検索をかけたところ、各種ハード・ソフトエンコーダーを紹介したページ(http://member.nifty.ne.jp/HYPER/AV/MPEGE.HTM)がありました。そこで「TMPGEnc.exe」というフリーソフトを発見しました。このページにおける評価も高い上にネット上で無料で入手できるとありました。半信半疑でダウンロードして使ってみました。再生時間の7〜10倍でエンコードできるとありましたがさすがにそこまで速くはありませんでした。しかしMPEG1/2圧縮をかけた後の画質は立派なものでした。「MPEGコンバーター」とはえらい違いです。すっかり気に入りました。一時あきらめていたソフトウェアエンコーディングに関して希望が出てきた気持ちです。年末から来年にかけて1GHz近くのクロックヘルツを持つCPUが出てくればソフトウェアエンコーディングも実用になりそうです。(Athronは拡張3DNow!、P-VはSSEという新命令セットを載せてきましたのでクロックヘルツ以上にエンコーディングは高速化されそうですし。)第81夜では実際の実験結果を載せます。