歴代のWindowsを使っていて、困ることは16bitOSの95、98系(Windows98SE、WindowsMeなど)と32bitOSのNT系(2000ProやXP)でがらっとシステムが変更されてしまった事です。アプリケーションを使っているだけなら十分な互換性があるのですが、周辺機器が動かなくなるのが困ります。僕の場合、フラットベッドスキャナ(Epson GT-9000)、PCカードリーダー、IEEE1394−USB2.0コンボカード(一部の機能のみ)が動かなくなりました。更にHDDの領域確保などもNT系は苦手のようです。98系の方が安定してHDDの基本的な操作を行うことができます。つまり、自分の回りのPCが100%NT系になるのは困るのです。しかし現実にはMicrosoftはWindows98系を既に販売していません。最後の98系ソフトのMeと2000Proとのメニュー切替はサポートされていますが、既に2000ProやXPのインストールされたPCにMeをインストールすることはできません。しかしPartition Magicなどのユーティリティソフトを使えば、これが可能になります。はたしてどうやってそれを実現しているのだろうと不思議でした。その秘密は基本パーティションを4つまで作成できることにありました。標準のWindowsは1ドライブに基本パーティションを1つしか作成できません。基本パーティションを2つというのは、ちょっと想像できませんでした。Partition Magicは基本パーティション(即ちCドライブ)を2つ(4つまで)作れるのです。仮に2つ作るとします。すると、ソフト的に2つのCドライブのどちらかをアクティブにすることができるのです。2000proがインストールされたCドライブをアクティブにして起動すると2000Proが立ち上がります。MeがインストールされたCドライブをアクティブにして起動するとMeが起動するというわけです。これなら、既にXPの入った環境で、現在のCドライブに5GB程度のもう一つの基本パーティションを作成し、ここにMeをインストールできます。ただし、OS毎に起動可能な状態でインストールする条件があり、無制限にどこにインストールしても良い、というわけではないようです。この辺がまた難解で、ちょっと理解できませんでした。トライアンドエラーでいくしかなさそうです。ちょっと興味深いことに、Partition Magicの作るパーティションとDOSコマンドの作るパーティションが少し異なる気がしました。ある日DOSレベルで20GBと40GBの2つにパーティションを切ってあった、60GBの3.5インチ内蔵IDE-HDDをPartition Magicで結合しました。(20GBはCドライブでした。)特に問題なく結合できて、Windowsも無事に動いていました。しかし、ある日、このHDDを初期化してOSを再インストールしようとしたところ、DOSがHDDを認識できませんでした。領域解放から再度やり直しになったことがあります。一方、うまくDOSでも認識できることもあり、全く互換性がないわけでもなさそうです。Windows98SEのDOSとは特に互換性が悪そうです。MeのDOSとは互換性が高そうな気がします。(あくまでも印象ですが。)マニアックですが、うまく使うと結構有用なソフトだと思いました。