第201夜:ICD-10コードと秀丸エディタと正規表現

平成15年4月1日より、全国の大学病院では、包括医療が始まりました。包括医療とは何かというと、従来の出来高制度と違って、疾患名(病名)に応じた医療費を支払うというものです。(出来高制度とは、使った薬や行なった検査の個々の保険点数の合計が医療費になるという制度です。)今のところ、全国の大学附属病院だけで始まっていますが、ゆくゆくは市中病院レベルにまで、この制度が適用されて行くようです。(アメリカなど諸外国の一部では、既に包括医療の導入が行われています。)ここで、疾患名と書きましたが、標準的な疾患名をすべての医療機関で使う必要があります。そこで厚生労働省は、疾患名としてICD-10コードを採用しました。ICD-10コードとは、医療現場で使われている病気の名前にコードを付けたものです。膨大なコードの数があります。僕の調べたところでは12000個以上のコードがありました。しかも、実際には医療関係者によってほとんど使われて来なかったコードです。これを、付けるのは相当に大変でした。(そして今でも大変です。)このコードを検索するソフトを厚生労働省(あるいは、その関連の財団法人)が無料で配布しており、「病名くん」という名前です。これはWindows上で動くソフトで、適当な文字列を入力すると、その文字列を含む疾患名とそのICD-10コードを表示してくれます。もしくは、ICD-10コードを書いた分厚い本もあります。しかし、本で調べるのは至難の業です。いちいちパソコンを起動するのも大変です。そこで、ICD-10コードを(12000行以上ありますが)テキストデータとして抽出し、検索コマンドで何とかできないか?できれば携帯電話のような、身につけているPDAでやれないか、考えています。実際には僕の持っている携帯(エッヂ)には検索機能がなく、使えないようです。抽出したテキストデータのサイズは約500kbiteもあります。ネット上に置いて、携帯でアクセスして検索することも考えましたが、現在の携帯端末の通信速度では厳しそうです。とりあえず、パソコンのエディタ上で正規表現を使った検索をやってみようと思いました。エディタとしては、僕の愛用している秀丸を使いました。秀丸は正規表現を使った検索をサポートしています。検索方法としてはand検索ができれば充分と思いました。例えば「脳」と「出血」の2つの文字列を含む行を検索できれば良いと思います。このような検索方法は正規表現で可能ですが、あまり、ネット上には載っていません。そこで、ここに記載しておきます。具体的な方法と、実際に抽出したICD-10コードのテキストデータを次夜に掲載します。


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