平成16年の夏になって、僕の長年愛用してきたVAIO SR9/Kが不調になってきました。ハードウェアとしては、既に昨年からPCカードスロットが不調で、使えていません。それに加えてOSが不安定になってきたのです。このVAIOのシステムバックアップはCD-ROM3枚組で付いてきたのですが、PCカード接続のCD-ROMドライブから起動しないと使えません。つまり、PCカードスロットが使えないのでシステムのバックアップは不可能となっています。現在、HDDは80GB(C:30GB、D:50GB)に載せ替えており、メモリは256MBに増設済みです。CPUはPentium3の600MHzと、今となってはかなり遅いのですが、もしかするとWindows XP Professional(以下XP)が動くかもしれません。心配だったのはビデオカード、モデム、音源ボードなどのドライバがXPの中に入っているかどうかでした。XPに載せ替えて、万一、動かなかったときに、元に戻せるようにする必要がありました。そこで、以前使ったアクロニスのTrue Image Personalを使うことにしました。(第222夜参照)幸い、Dドライブのスペースはいっぱい余っていましたので、True Image PersonalでCドライブの内容をDドライブに保存しました。True Image Personalで作成した5枚組の非常用起動FDから起動すると、うまくDドライブの中が見えます。これで万一の時もWindows 2000 Professional(以下Win2000)の環境に戻せそうです。これだけでも良かったのですが、もう少し凝ることにしました。実はTrue Image Personalで作成した非常用起動FDにはすごい機能があって、IEEE1394(Sonyがi-LINKと呼んでいるもの)で接続した外付けドライブを認識できるのです。(試していませんがUSB接続デバイスも認識できると思います。)ちなみにWindows Meの非常用起動FDから起動しても、ATAPI接続デバイス以外の認識はできません。うちのSR9/KにはUSBとIEEE1394があり、USB-FDDからのシステム起動もサポートされています。そこで、True Image Personalの非常用起動FDから起動し、IEEE1394接続DVD-ROMドライブに入れたDVD-Rに保存したバックアップイメージを使えば、仮にDドライブまで壊れてもシステムのバックアップが可能です。True Image Personalの非常用起動FDはハードディスクの初期化やパーティションの切り直しまでサポートしているので、HDD丸ごと壊れても(もちろんソフトウェア的にですが)レストアできてしまいます。そこで、余分な出費だったのですが、外付けのDVD-Rドライブを購入することにしました。僕の希望は外付けで小さく、軽く、IEEE1394でPCに接続できるものでした。この条件を満たす製品は1つしかありませんでした。それはPixelaという会社のPIX-SLRR/F1Hでした。DVD-R 2倍書き込み機能を持ち、中のドライブは松下製ということでした。もともとMacintoshに接続することを想定したデバイスでMacintosh用のライティングソフトが付いているものの、Windows用のライティングソフトは付属しません。ドライバだけは付いていましたが、Windows(Me、XP)ではドライバレスで使えました。今 まで愛用していたAsusの外付けDVD-ROM/CD-R/CD-RWコンボドライブのSCB-2408-Dに比べて少し大きくて重いのですが、許容範囲でした。これを使って、Dドライブに作成したCドライブのバックアップイメージをDVD-Rに保存しました。DVD-R1枚の容量は約4.7GBですが、実際には4.5GB程度しか保存できません。SR9/KのCドライブの内容は最初、16GBもあったので、ダイエットすることにしました。まず、マイクロソフトのEncarta2001という百科事典ソフトとProAtlasW3という地図ソフトをアンインストールしました。さらにe-mail(1.4GB!もあった。)の内容(つまりOutlookフォルダ)を少し整理して550MB程度に減らしました。 他にもいくつかソフトをアンインストールして、Cドライブの内容は6GB程度に減りました。True Image Personalは標準設定で圧縮しながらバックアップしてくれるので、これで十分DVD-R 1枚に入るサイズ(3.7GB)のイメージにバックアップできました。 (バックアップにかかる時間はSR9/Kで25分くらいでした。(以前、Pentium 4 2.4GHzを載せたデスクトップではCドライブのバックアップに7分しか、かからなかったので、バックアップ時間はCPUパワーに依存するようです。でもOS再インストールなどに比べれば圧倒的に高速です。)ライティングソフトは以前から持っているB's Gold 5を使いましたが、うまく動きました。以上で下準備が終わったので、いよいよ次夜でOSをXPに載せ替えます。