第354夜:ファイルメーカーProのスクリプト

僕は昔、「ファイルメーカーPro」というカード型データベースを愛用していました。 ファイルメーカーProは、もともとMacintoshのソフトでしたが、Windows版が出て、やがて、MacとWindowsで、データ互換を持つようになり、飛躍的に愛用者が増えた気がします。 しかし、その後、リレーショナルデータベースの、マイクロソフトのACCESSの方をもっぱら使うようになり、ファイルメーカーProはほとんど使わなくなりました。最近は、データベースそのものにご無沙汰していました。しかし最近 、仕事でファイルメーカーPro8.5を使うようになりました。 少しずつ昔のことを 思い出しつつ、スクリプトなんか作っていると、やっぱり楽しいです。今日は、1つスクリプトを紹介します。次のような入院患者さんの退院サマリーのデータベースがあるとします。

入院日と退院日は日付データ、それ以外はテキストデータとして定義しています。もしも、今回のデータがすべて空であれば、前回のデータを、今回のデータに貼り付けるスクリプトを作ってみました。その構文は次のとおりです。 もしも、今回のデータが1つでも空でなければ、スクリプトを中断するように設定しました。(せっかく入力した今回のデータを上書きしないように配慮したものです。)

仮に上記のレイアウト名を"temp"としておきます。 次のスクリプトで、目的を達することができます。 

  1. コピー[選択;temp::前回の入院日]

  2.  If[temp::今回の入院日≠""or今回の退院日≠""or今回の現病歴≠""or今回の既往歴≠""or今回の診断名≠""]  

  3.    全スクリプト終了

  4. Else  

  5.    貼り付け[選択;temp::今回の入院日]

  6. End If

  7. コピー[選択;temp::前回の退院日]

  8. 貼り付け[選択;temp::今回の退院日]

  9. コピー[選択;temp::前回の現病歴]

  10. 貼り付け[選択;temp::今回の現病歴]

  11. コピー[選択;temp::前回の既往歴]

  12. 貼り付け[選択;temp::今回の既往歴]

  13. コピー[選択;temp::前回の診断名]

  14. 貼り付け[選択;temp::今回の診断名]

解説:マイクロソフトのACCESSだと、フィールドが空白の時は、Nullと記入すれば良かったのですが、ファイルメーカーProでは、""で良いみたいです。


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