第358夜:FMVMG75YのOSをダウングレード

このページに書かれている操作を行うことは、自己責任でお願いします。同じシリーズのPCであっても、すべてのパーツが同じとは限りません。ドライバが見つからない可能性もあります。(多分、メーカーのサポートも期待できません。)最低でも、データのバックアップ、OSレストアのできる方のみお試し下さい。

第1章:Vistaにおける音源ボードの不具合

  1. 不具合の詳細:僕は、音源ボードの入力デバイスを「ステレオMIX」にして、PCで再生中のポッドキャスト放送などを録音するのが趣味でした。(録音ソフトとしては、超録というのを愛用しています。)

  2. この「ステレオMIX」設定がVistaではできなくなったのです。いろいろとネットを調べると、Vistaでもたまに設定可能な機種があるようです。しかし、少なくともMG75Yでは設定できませんでした。この機能は僕にとって、必須機能です。

  3. 従って、Vistaを消して、Windows XPをインストールすることにしました。

第2章:OSの入れ替え

  1. OS入れ替えの準備:OSを入れ替えると言っても、いろいろと下準備が必要です。まず、MG75Yに入っているいろいろなデバイスのXP用ドライバは、自分で探してくる必要があります。そのほとんどは海外サイトにあります。まず、Vistaが入った状態で、インターネットにアクセスして、そのドライバを集めることから始めました。

  2. 集めたドライバファイルと、その対応するデバイスを一覧にしました。

    デバイス

    製品名

    ドライバファイル

    インストール前後の挙動

    有線LAN

    Marvell Yukon 88E8055 PCI-E Gigabit Ethernet Controller

    setup_v10.55.3.3.zip

    インストールにて動作するようになった。

    無線LAN

    Intel(R) PRO/Wireless 3945ABG Network Connection

    11.5.1.2_X_DRIVERS.zip

    インストールにて動作するようになった。

    モデム

    Agere Systems HDA Modem

    Modem_Agere_v.2.1.77.9.zip

    インストールできましたが、動作確認はまだです。(デバイスマネージャでは表示できています。)

    指紋認証デバイス

    Authen Tec Inc. AES2501A

    authentec_v6.28.11.0.zip

    インストールしてみましたが、結局動きませんでした。でも、これは純粋に実験的興味で入れてみただけです。使う気はもともとないので、動かなくてOKです。逆に、この機能が必須の方は、XPにダウングレードしないことをお勧めします。

    音源ボード

    High Definition Audio デバイス

    WDM_R190.zip

    インストールにて動作するようになりました。特筆すべきは、「ステレオMIX」が復活したことです。

    グラフィックボード

    チップセット(モバイルインテルGM965Express)上のグラフィックボード

    winxp_14331.exe

    インストールしなくても、低解像度なら表示できます。しかし、1280×800ピクセル表示させたければ、インストールが必要です。

    RAID/AHCI

    チップセット上のRAID/AHCIドライバ

    iata78_cd.exe、iata78_enu.exe

    これは、インストール不可でした。次のメッセージが出ました。でも、これがなくても、使用には差し支えなさそうです。

    <メッセージ>RAID/AHCIドライバのインストール
    このコンピュータは、このソフトウェアをインストールするのに最低限必要な要件を満たしていません。セットアップは終了します。

    マザーボードのチップセット

    チップセット(モバイルインテルGM965Express)のシステムにまつわるドライバみたいです。(詳細はよくわかりません。)

    infinst_autol.zip

    インストールできました。ただし、デバイスマネージャで、いくつか?が消えましたが、PCの動き自体は大して変化がありません。まあ、自己満足ということで。

    その他のデバイス

    その他、IEEE1394、PCMCIAカード、SDカードリーダー、USB2.0などのデバイスは、特にドライバを用意しなくても、Windows XP Home SP2のディスクだけで、ドライバが入って動作可能になりました。

     

第3章:Windows XP の購入:僕は、新しいPCに入れるWindows XPを持っていませんでした。ただし、前のバージョンのWindows(2000 professional や98、Meなど)は持っています。そこで、一番安価なアップグレード版のWindows XP Home Editionを購入しました。まず、PC内のデータを全部バックアップしました。次に、Windows XP Homeを入れてPCを再起動しました。ただし、あらかじめ、BIOS設定で、AHCIを使わないという設定にしておく必要があります。実際の手順を表にしました。

順序

操作

備考

データのバックアップ。

特に、IMEの辞書、メールアドレス、メールそのもの、インターネットブラウザのお気に入りなどは忘れやすいので、注意が必要です。

F2を押しながら再起動し、BIOS画面を呼び出す。

設定→その他の内蔵デバイス設定→AHCI設定→「使用する」を「使用しない」に変更する。

次に、設定→起動→起動デバイスの優先順位を次のように変更します。

  1. フロッピー

  2. CD/DVD

  3. Drive 0 HDD

  4. NETWORK

「変更を保存して終了」を選ぶと、再起動します。

内蔵光学ドライブ(DVD-RAM)に、Windows XP Home editionのディスクを入れて再起動します。

起動してすぐに、「Press Any Key to Boot From CD」と表示されるので、どこかのキーを押してください。押さないと、HDDから起動してしまいます。

Windows XP Home editionから起動するので、指示に従って、インストールを始める。

MG75Yに特有なのかもしれませんが、HDDにパーティションが1つか2つ余分に切られていました。(CドライブとDライブの前に1つか2つ小さなパーティションがありました。)(おそらく、システムのレストアに使うんでしょう。)ドライブのサイズを確認して、間違えずにCドライブにインストールするように気をつけて下さい。 途中で、以前のバージョンのOSディスクを要求されるので、僕はWindows 2000 Professional のディスクを入れました。

OSのインストールが終わったら、第2章で集めたドライバをインストールします。最後に、バックアップしたデータを戻します。

インターネットに接続できたら、マイクロソフトのサイトにアクセスして、OSのアクチベーションをする必要があります。以上でOSのダウングレードは終了です。


<補足>

OSのダウングレードによって、当初の目的だった、ステレオMIX機能が使用可能になりました。ただし、大きな問題ではありませんが、 気になる点が残りました。

まず、Vistaの頃、イヤホン端子にイヤホンを刺しても、スピーカーからの音が消えませんでした。 コントロールパネルを開いて、サウンド出力設定をいじると、消えますが、いちいちコントロールパネルを開くのもどうか、と思いました。

次にOSをXPにした後ですが、イヤホンを刺すことで、きちんとスピーカーはOFFになりました。 それは良かったのですが、FMV BIBLO 7140MG5の時代だと、サウンド出力をミュートで絞っておいても、きちんと録音できたのですが、 今は、ミュートを解除しないと、録音できなくなりました。 以前はできたのに、今はできない、しかもOSは同じですので、サウンドボードのハードウェア仕様に変更があったのかもしれません。 とりあえず、音を消して録音したいときは、イヤホンジャックに何か刺して使っています。


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