僕はリビングに置いたデスクトップPCでHDD録画を行っています。(このPCの詳細はここに記載しています。)最近、ケーブルテレビで放送された「老人Z」という作品を録画しました。この作品は1991年公開のものとは思えぬ完成度で、近未来(つまり現在)の老人問題をも踏まえた秀作でした。録画したデータはHDD内にMPEG2ファイルとして保存されています。これをメディアプレーヤーやPowerDVD6で再生する時は問題ありませんでした。しかし、DVD Movie Writer 3.5SEでDVD-RにDVDビデオとして焼いたところ、音声が映像から数秒遅れるのです。
ネットで調べたところ、動画のソフトウェアエンコードに際して、コマ落ちが発生しているのではないか?と思われました。いろいろ試したのですが、最終的には、ペガシス「TMPGEnc DVD Author 2.0」の体験版を使って解決しました。ポイントは音声のエンコーディングです。自宅PCの環境で作られたMPEG2ファイルの音声
フォーマットは「MPEG-1 Audio Layer U(MP2),48000Hz,2ch,224kbps」という形式です。DVD Movie Writer 3.5SEでDVDビデオ化する時、この形式に変更は加えられません。一方、「TMPGEnc DVD Author 2.0」では、DVDビデオにおける正規の音声形式である
「Dolby Digital,48000Hz,ステレオ,16bit,224kbps」にコンバート可能です。これを行うことで音声のずれはなくなりました。大変感心したので、一時は完全にオーサリングソフトを乗り換えようと思いました。しかし、その後、「TMPGEnc DVD Author 2.0」の弱点に気づきました。それは入力ファイル形式の少なさです。僕は結構昔から動画を扱っており、AVI、MPEG1、MPEG2、WMF、QTW、ビデオCD形式などさまざまなフォーマットでHDDやリムーバブルメディアに保存しています。最近、それらをまとめて、DVDビデオとしてDVD-Rに焼いています。「TMPGEnc DVD Author 2.0」は入力できるファイル形式が少ないのです。
またMPEG1やMPEG2形式であっても、厳密にファイル仕様をチェックしてきます。一方、「DVD Movie Writer 3.5SE」は幅広い動画フォーマットを認識してくれます。ビデオCD形式で焼かれたCDの中のDATという拡張子も取り込めます。MPEG仕様のチェックに関しても非常にフレキシブルです。やはり、この2つのソフトはケース・バイ・ケースで使い分けていく必要があると思います。(追伸:「TMPGEnc DVD Author 2.0」はお試し期間が2005年12月12日で終わりましたが、いずれ正規購入しようと思っています。)